日光 夜叉門

4月10日(水)「北へ」

 なんだかんだで忙しい中、少しまとまった空きが出来たので、装備の実験と旅そのものの経験地稼ぎを兼ねて東北のとある町に行ってみることにした。
 サラリーマン生活中に揃えに揃えた装備群をバイクに積み込んで…ん?荷物が多すぎるか?(笑)。
 キャンプ経験はおろか、一人旅経験も少ない私にとっては、道具の要不要、優先順位の判断がまだわからない。そのため、必要そうなものを一通り全部持っていこうとして、このあり様。取りあえず全部バイクに載せることは出来たのだが、目一杯詰め込んでしまうと旅の途中で整理がつかなさそうなので、一度見直すことにしたのが実は昨日(9日)のこと。
 丸一日かけていろいろ悩んだ結果、まず、使うチャンスが少なさそうなスポッティングスコープ関連を置いていくことに。調理用バーナーもガスとガソリンを両方持っていくつもりだったのだが、とりあえずガソリンバーナー&燃料タンクを留守番。コット(寝床)も嵩張るから止め。デジカメも専用電池のcoolpix5000をあきらめて(充電装備が嵩張る)、単三電池駆動のcoolpix990一本に。ついでにバックパックもやめて、荷物すべてをバイクのケースに収められるように荷物の配置を調整。普段は身一つで動けるようなスタイルにまとめ直すことに。
 全て持っていって後から荷物を削るより、必要なものを足していくことにしたのだ。
 明けて、10日の今日。
 予定より一日遅れてしまったこともあるので、少し早めのAM6:00起床の7:00出発に。これで少しは東京の通勤渋滞を避けられたらしく、東京をAM10:00頃には脱出できた。パニアケースが付いていなければ、すり抜けが出来るので更に早かったはずだが。
 道順は横浜から1号線で北上、途中15号を経由して4号である。
 後はひたすら4号を北上していけば最後は青森まで行けるはずだが、今回は宮城県までの予定。それでも横浜から430kmあるらしい。
←AM7:05、出発前のメーターが「4,562km」を指している。
 東京都を脱出した後は案の定道が空いており、埼玉県を抜け、栃木県を過ぎ、茨城県を経由して、再度栃木県に入り、宇都宮に達しても、まだ12:15にもなっていなかった。
 走るのにも少し飽きてきていたその時、「日光はこの先右」という標識が。世界遺産は日本一周の目的地の一つにもしてあるが、時間もあるし、下見という名目で行ってみることにした。
 日光は国道4号から30kmほど西にずれているだけなので、国道119号を辿って1:30には日光駅に到着した(→)。
 小雨がパラつき、吐く息が白くなるような気温の中、3代将軍家光の廟がある大猷院(たいゆういん)から回ることに。横浜の小学生は日光に遠足に行く場合が多いようだが、私は当時鹿児島に住んでいたので、今回が初日光になる。
 雨の日光は、雰囲気がありいいものである。
 それにしても、coolpix5000(デジタルカメラ)の画角(28-84mm)に慣れてしまっていたので、今回初使用のcoolpix990(38-114mm)の広角側は大いに不満。やはり38mmもあると、建物とかで、ひいた写真が撮りにくい…。
14:16 大猷院(←)
 二天門。
14:04←広目天
14:04→持国天

 その後、東照宮のほうに回ったが、参拝料が別なこと、そして高いこと(1,300円!)が少しがっかり。
 そして日光は江戸時代の文化なのだろうが、色使いがあでやかというか、派手。この前行った鎌倉が地味なだけなのかも知れないが…。それと日光東照宮といえば、「眠り猫」と「三猿」が有名なのは知っていたが、それらが数ある装飾の一つに過ぎないということをはじめて知って、驚き。正直他の装飾との決定的な違いがよくわからない。
 素人目には他の竜とか鳳凰、狛犬、象(ガネーシャ?)なんかのほうが面白いような気も。14:44 →三猿
14:52 ←眠り猫
14:59 →東照宮
15:08 ←家康の墓石(?)
15:19 →陽明門
 小雨が降り止まない中、日光を15:30頃に出発、293号経由で国道4号に戻り、北上を再開。
 今から宿を探すのは面倒だし、満足な防寒具をもってきてなかった(摂氏5度・・・)のでキャンプも断念。ということで、暗くなるまで北上し、動けなくなったところで適当に仮眠ができる施設を探すことに。
 で、せっせとバイクを走らせ福島県福島市に着いたのが20:15。日光は標高が高いために気温が低かったということもあったようで、すっかり日が暮れて、緯度が高くなっても気温はまだ6度。しかしバイクに乗っていると風速50kmということもあるので、そろそろ限界。でも取り敢えず宮城県までは行こうと思い直して、北上再々開。
 そして、宮城県の南端のガストにようやくたどりつき、夕飯を食べ始めたのが21:30。寒さも疲れもそろそろやばいところまできていたが、仮眠できるような場所が見当たらない(泣)。ここ(ガスト)で朝まで粘るという選択肢も無いことは無いが、やはりできれば眠っておきたい。そこでインターネットで調べてみると(b-mobileがあるので、PCの電池さえあればどこでもインターネット可能)、仙台市にさえ行けば24時間営業のマンガ喫茶もあり、8時間2,000円程で仮眠が取れそうなので、落ち着いてしまう前にさっさと出発することに。
 国道4号を走れば、1時間程で夜の都仙台市に着くはず・・・なのに、街の光は少なくなる一方。いつの間にか時計は23:30ってことで、ようやく仙台市の標識を見落としていたことに気がついた私。標識を見ると鳴瀬川ということなので、30kmは過ぎている。で、あわてて戻って、仙台市の中心に着いたのが24:30。
 この時間でも仙台市の繁華街は人が大勢いて、正直驚いたが、目的のマンガ喫茶も無事見つかり一安心。「愛しのバットマン」の最終巻なんかを読み直す心のゆとりも出てくるってものなのである。
4日     カレンダー    11日
本日の結果

走行距離…514km(GTREX表示による)

出費
 朝昼兼飯…すき屋 キムチ牛丼330円
 夕飯…ガスト 洋風ハンバーグ+ライスセット
     710円
 給油×2…1,225円
 拝観料・・・大猷院廟 550円
       東照宮 1,300円
 宿…マンガ喫茶「RITZ」 6時間分1,600円
 
 計 5,715円   

「後日談」

 この小旅行から本格的な下準備ってことでGPSを導入。日記に地図も入れたりもしてたりしてたのですが、なんの説明もしてまへんのう・・・。
 地図上の「S」がスタート地点、「G]がゴール地点となっていて、矢印の方向に進んでます。
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