C-3030の特徴と購入理由

 C-3030は2000年3月18日にオリンパス光学工業(株)から発売されたデジタルカメラで、334万画素1/1.8型(インチ)CCDを搭載しています。
 際立った特徴が無いのが特徴で(笑)、他機種に勝ったところといえば、同型(系)機種が多く、それらの様々なオプションが使用できることと、付属品にリモコンが付いてることくらいでしょうか。

 購入した理由は、単三電池が使える(私にとって絶対条件)、オプションが多くて面白そう、広角側が32mm、そして、C-3040が出はじめで、型落ちとして安く売ってたから(笑)です。
普通に撮って遊ぶ@「長時間露光+ISO400で星を撮る」
 あまり際立った特徴は無いんですが、レンズがF2.8とそれなりに明るかったり、マニュアルモードなら16秒間の露光ができたり、ISO400に設定できたり、リモコンが付いてたりするので、これらをフルに活用すると星を撮ることができます。
 ちなみに流星は巨大な流星痕が残るくらいのものでないと写りませんでした(ISO1200とか、F1.8のレンズとかが欲しかった・・・)。
(←2001年のしし座流星群&オリオン座 撮影地 長野)

16秒露光、ISO400
普通に撮って遊ぶA「光学3倍ズーム」
 C-3030の同型機種はC-2000から始まって、2020、3030、2040、3040、4040、3100とたくさんあります。
 同型といっても、それぞれ搭載しているCCDやレンズ、ボタン配列、撮影メニュー等は異なり、それに伴って焦点距離も少しずつ違います。
 C-3030は、この系統では最も広角側に寄った32mm⇔96mmの3倍ズームとなっており、少し、いや結構嬉しかったりします。

(←日本丸 撮影地 横浜)
焦点距離32mm⇔96mm
ワイドコンバージョンレンズを使って遊ぶ@「NIKON WC-W68」
 C-3030のシリーズ純正のワイドコンバージョンレンズはWCON-08といい、焦点距離を0.8倍にしてくれます。
 しかし、NIKONのE-5000用のワイドコンバージョンレンズのWC-E68なら焦点距離が0.68倍に!
 C-3030に付ければ32mm×0.68で22mmの超広角!!
(コンバージョンレンズアダプターCLA-1、43→46mmのステップアップリング使用)

(←日本丸 撮影地 横浜)
焦点距離32mm→22mm
ワイドコンバージョンレンズを使って遊ぶA「INON UWL100」
 このシリーズには純正の水中用ハウジングがあり、それ(水中)用のワイコンもINONというメーカーから出てます。
 もともと水中で使うことが前提なためか、陸上ではフィッシュアイレンズとなります・・・と説明書に記載が有ります)。
 しかし実際に撮ってみると、フィッシュアイというより少しゆがんでしまうワイコン(焦点距離はなんと0.56倍!!)という感じです。
(コンバージョンレンズアダプターCLA-1、43→55mm&55→67mmのステップアップリング使用)
焦点距離32mm→18mm
テレコンバージョンレンズを使って遊ぶ「オリンパス B-300」
 純正のテレコンバージョンレンズはTCON-14で、焦点距離を1.4倍にしてくれます。
 しかし、オリンパスの銀塩カメラ(L-3)用のB-300というテレコンなら1.7倍!!(最大望遠時96mm→163mm)。
 ただ、現在は生産中止ということで、手に入れることが難しくなってきてます。
(コンバージョンレンズアダプターCLA-1、43→55mmのステップアップリング使用)
焦点距離96mm→163mm
スポッティングスコープを使って遊ぶ@「PENTAX PF80-ED&18倍」
 スポッティングスコープというと聞きなれませんが、要は望遠鏡のことです。メーカーによってはフィールドスコープとか地上用望遠鏡とか言ったりもします。
 で、そういったものの中には、デジカメを取り付けて撮影(コリメート撮影)できるようにするアダプターもあり、当然テレコンなんかは問題にならないくらいの超望遠になります。(詳しくはこちらで)
 ケラれもあまりなく、バードウォッチングなどには最適です。
アイピース(接眼レンズ)はXL28(倍率18倍)
焦点距離96mm→1,728mm
スポッティングスコープを使って遊ぶA「PENTAX PF80-ED&48倍」
 上のXL28と同程度のケラレ具合ですが、絵がぶれてしまっています(苦笑)。撮っているときには気が付かなかったんですが、スポッティングスコープのピントのズレだと思います。
 焦点距離4,608mmともなると、わずかな風による機材の揺れでも致命傷になってしますが、それよりC-3030の液晶だとピントがあっているかどうかの確認がわかり辛いというほうが痛いです。(ピントがあっているのはこちらに)
アイピース(接眼レンズ)はXL10.5(倍率48倍)
焦点距離96mm→4,608mm
水中で遊んであげる。「オリンパス PT-005」
 最近デジカメで水中撮影することが流行になってきてますが、先陣を切ったのはこのシリーズというか、C-3030だ・・・と聞いたことがあります。(すみません嘘かも知れません)
 私のように、ダイビングもしないくせに購入して、これは防塵ケースなんだーとかいって普段の陳列のケース代わりにしか使わないのはやめてあげましょう。


C-3030と私(インプレのようなもの)
 結論から言うと、C-3030はいいカメラだと思います。
 2年前のものですが、ある程度のマニュアル撮影もできるし、ボタン配置や撮影メニューも整理されていて使いやすい、水中用ハウジングを含めてオプションが多彩、そして334万画素あるので多少大きめにプリントアウトしても綺麗と。スナップ写真やオークション用など、普通に使う分には必要十分な性能でしょう。
 それに、カメラとしての全体的なバランスがいいと思います。単三電池で駆動し、広角よりの32mmからの3倍ズーム、レンズも明るい全域F2.8と。
 ただ、本当に普通のカメラと同じ構造なので、遊びづらいというか普通の撮影しか出来ないのが残念な点です。回転レンズにして欲しいとまでは言いませんが、G2とかcoolpix5000みたいなフリーアングルの液晶にしてくれれば買い換えることもなかったかも。
 銀塩の一眼レフカメラと比較すると、ワイド側は30mm切って欲しいとか、テレ側が200mm越して欲しいとか、シャッタースピードが1/800秒じゃ動くもの撮れないとか、F値2.8、ISO400だと星がちゃんと撮れない…などなど、カメラとしての力量不足な部分は当然ありますが、ランニングコストが0円の魅力に比べれば、なんてことは無いです。
 私は今回の旅をすることを決めたときに、せっかくだからということで、ニコンのcoolpix5000に買い換えてしまったのですが、デジカメの楽しさを教えてくれるような、いいカメラだと思います。

 ちなみにオマケつき(ステップアップリングやフィルター)で2002年3月にヤフーオークションに出品したところ、ありがたいことに46,000円もの高値が付きました(その値段で新品買えたりするのですが…)。
C-3030の画角一覧へ(上のリンク先の画像をまとめてます)
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