「キャンプ場の朝は早い」と、いつも言っているが、今朝は特に早かった。銀マットが無くて寝辛かったというのもあったが、なんと言っても腹が減ってると眠ることもできやしない…。
とにかく、日の出前の04:30に目が覚めたので、すぐにテントを撤収。荷物を背負って30分掛けてバイクまで歩いていった。次のというか、今日の目的地は長野県庁。ルートは、キャンプ場の目の前の、国道19号をただひたすら北上すればいいだけ。
長野市は何やら相当遠そうだが、今日は時間がたっぷりあるので、着くだろう…たぶん。
その前に朝飯が食べられる店だな…。 |
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19号をしばらく北に動いていると、川下りで有名な木曽川(←)と平行して進むことになった。ゴツゴツとした岩ばかりで色気の無い川だ。山あいの方は、緑が濃くてなかなかなのだが。
しかし、当初長野市に着くのは遅くなるだろうと思っていたが、19号の車の速度は半端じゃない。流れを乱さないように付いていっただけなのだが、とても警察には言えないスピードだ。飯(といってもコンビにしか開いてなかったが)を間に挟んだにも関わらず、長野市に後一歩にある松本市に09:00には着いてしまった。 |
ここ松本市にも、城がある。それが、この松本城だ。(→)
不思議なことに、街道沿いに観光名所の看板があり、神社仏閣だと余程有名でないと通り過ぎてしまうが、城だと「お、行ってみるか。」となってしまう。松本城は以前から知っていたので(19号沿いに松本市があることは、今さっき知ったが)、当然寄る。
松本城は、石川数正・康長親子が豊臣秀吉の東国支配の拠点として築いたらしい。彦根城と同じ程度の規模の小城だが、平地にあり、周囲に何も無いためか、立派に見える。
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今日は全体的に雲があるが、その隙間の空は、この旅はじまってはじめて見る青さ。デジカメでこの青さが伝わるといいのだが…。
しかし、城を見ることが多い。松本城の売店に「城のしおり」というのが200円で売っていたので、全国にどのくらい城が残っているのか気になって購入してみた。
すると、この「しおり」に載っているのは47個。うち、撮った城が7個。行った地域で見落としたものも随分あるが、致命的に遠い(南紀など)所には無い…な…。 |
この内陸部の旅に移ってから、海岸沿いを周るだけでは見られなかった風景も随分あった。都道府県庁と世界遺産だけだと、少しモノ足りないものを感じていたこともある。たいした手間じゃないし、ことのついでだ。城も全部見てやるか…。 |
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松本市を出て19号沿いに戻ると、並走する川の様子が違う。というか、川そのものが違うらしい。先程までは太平洋に注ぐ木曽川、今度は日本海に注ぐ犀川とのこと。疲労も溜まっているので、しばらく川辺で寝ることにする。 |
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休憩を終え、残りの何十キロかを一気に走って、長野県庁に(→)。ここも建物のみで、看板というか表札が無い。都道府県庁ハンターとしては結構悲しいものがあるので、田中の康夫君に予算を組むように県民の人は言っておいてくれ。
で、時を置かずに「牛に轢かれて」善光寺に(↑表紙)。松本城も天守閣まで登るだけで1時間掛かったし、ここも、もの凄い人手だ。GW中に京都を外したのは正解だったのだろう。
名物の「おやき」は野沢菜とキノコミックスをチョイス。どちらも美味い。が、中華まんとの差がわからない。 |
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善光寺でおやきを食べながら、一昨日の日記を更新するついでに、近くのキャンプ場に電話をする。一発目は最寄の「山田牧場キャンプ場」。値段を確認すると、ま、それなりに安いので予約。元社会人としてはアポ取りなんて楽なもんだ。
近所のスーパーで、一昨日特売品で買ったドミグラスソースに合いそうな食材を購入してキャンプ場へ(←)。今日は明るいうちに着いたし、万全の体制だが…寒い。標高1,600mだなんて聞いてねぇぞ!!
というか、5月に残雪があるようなとこって電話で言うなり、ツーリングマップルに書いといてくれ…。 |
牛肉を炒めて(→)、ドミグラスソースと水、そしてやはり一昨日買っておいた舞茸を加え、火を弱火にして煮込む。肉が柔らかくなるまで温泉にでも入っとくか。
ここ山田牧場の敷地内には、奥山田温泉があり、その筋では秘湯として有名らしい(温泉の張り紙によると…だが)。俺が入った「レッド・ウッド・イン」の風呂は樹齢1650年の丸太をくりぬいた露天風呂があり(↓)、野趣たっぷり…ということだったが、入ってしまえば普通の風呂だ。ま、岩風呂より安心感というか温かみがあるような気はしたが。 |
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→シチュー完成。
あわせるのが、あいも変わらず白飯だが、ラーメンよりかはいいはずだ。
味も、多少濃い(3−4人前のソースをを2人前の水で作ったから)が、ま、旨い。飯のおかずと考えりゃ問題ない。
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昨日ほとんど寝ていないし、朝から走りづめだったので、さっさと寝るか…。 |